「採用動画を作ったけれど、応募が増えない」「何を撮れば良いかわからない」——そんな課題を抱える採用担当者・人事部向けに、この記事では制作前に確認すべき注意点就活生に響くコンテンツタイプを整理します。

この記事でわかること

  • 採用動画制作で失敗しないための5つの注意点
  • 就活生・転職者に人気のコンテンツタイプ4種
  • 採用動画の参考になる実例6本(YouTube)
  • 制作前に整理すべき「目的」と「ターゲット」の考え方

採用動画制作で失敗しないための5つの注意点

採用動画制作の現場

① 制作前に「目的」を言語化する

採用動画には大きく分けて、①認知拡大(企業を知ってもらう)②応募促進(興味を持った人を動かす)③ミスマッチ防止(入社後のギャップを減らす)という目的があります。

目的があいまいなまま制作を進めると、「何でも詰め込んだ動画」になりがちです。制作会社への依頼前に、「この動画でどんな行動変容を起こしたいか」を一文で言語化しておくことを推奨します。

② ターゲット像を具体化する

新卒・中途・特定の職種・Uターン希望者など、ターゲットによって響くメッセージは異なります。たとえば新卒向けには「仕事のやりがい・成長環境」、中途向けには「キャリアパス・裁量の大きさ」が重視される傾向があります。

「全員に向けた動画」は結果として誰にも刺さらないことがあります。採用ペルソナを設定し、そのペルソナが気にする情報を優先的に盛り込みましょう。

③ ストーリー構成を先に設計する

採用動画のストーリー設計

「会社紹介→事業説明→社員インタビュー」という羅列型より、「課題を持つ社員が入社し成長するストーリー」のような起承転結のある構成のほうが、視聴完了率が上がりやすい傾向があります。

撮影前に構成台本(コンテ)を作成し、「どのシーンで何を感じてほしいか」を制作会社・社内で共有することが重要です。

④ メッセージを絞り、シンプルに伝える

採用動画でよくある失敗は、「伝えたいことを詰め込みすぎて印象に残らない」ケースです。動画1本で伝えるメッセージは原則1〜2つに絞ることを推奨します。

複数の訴求軸がある場合は、「会社全体の紹介動画」「職種別紹介動画」「社員インタビュー動画」のように、シリーズ展開を検討するのが効果的です。

⑤ 視聴後の導線(CTA)を設計する

動画を見た後に応募者が「次に何をすればいいか」を明示することが、採用成果につながります。動画内または概要欄に「採用ページのURL」「エントリーフォームへのリンク」「説明会の日程」など、具体的な次のアクションを設置しましょう。

YouTubeに公開する場合は、エンドカードや概要欄のリンクが離脱後の行動を左右します。公開設定と合わせて事前に確認してください。

就活生・転職者に響く採用動画コンテンツ4タイプ

タイプ1:企業の魅力・文化を伝える動画

社風・職場環境・働き方を映像で伝えるタイプです。求人票では伝わりにくい「雰囲気」を可視化できるため、応募前の不安解消に効果的です。社員が実際に働く現場の映像や、オフィスの空気感をそのまま映すことが重要です。

タイプ2:社員インタビュー動画

実際に働く社員が「入社理由」「仕事のやりがい」「職場の人間関係」などを語るタイプです。会社の公式メッセージではなく、リアルな社員の声として視聴者に届くため、信頼感の醸成に有効です。

特に新卒採用では「先輩社員がどんな人か」が応募決定に大きく影響するとも言われており、多くの採用動画で採用されているフォーマットです。

タイプ3:企業のビジョン・成長性を伝える動画

「この会社で働く未来」をイメージさせるタイプです。事業戦略・新規事業・業界でのポジションなどを映像で表現することで、成長志向の求職者に刺さりやすくなります。CEOや経営幹部のメッセージを盛り込むケースも多く見られます。

タイプ4:社会貢献・ESG活動を伝える動画

企業のSDGsへの取り組みや地域貢献活動を紹介するタイプです。特に社会課題への意識が高い層に響きやすく、企業ブランディングとしての効果も期待できます。

社員が実際に参加している活動を映像で記録することで、求職者に「自分もここで意味のある仕事ができる」という感覚を伝えることができます。

参考になる採用動画の実例6選

以下は、YouTubeで公開されている採用動画の実例です。構成・演出・尺の参考としてご活用ください。

アイデム|社員インタビュー『”働く”に感動を生むために』

尺:4分14秒 / 形式:社員インタビュー形式。社員の言葉を中心に構成し、働く意義を丁寧に伝えている。

MIC株式会社|「デジタル×フィジカルで未来をもっと素晴らしく」

尺:1分48秒 / 形式:ビジョン訴求型。短尺で企業の方向性をコンパクトに伝えるスタイル。

内外トランスライン|採用動画

尺:3分19秒 / 形式:現場映像×インタビューの組み合わせ。職場のリアル感を重視した構成。

平河ヒューテック|採用動画

尺:3分28秒 / 形式:職場文化・社員の人柄を中心に据えた構成。

日本旅行東北|「CREATIVE JOURNEYS」

尺:3分15秒 / 形式:ブランドストーリー型。旅行業界の魅力と働く意義をドラマチックに表現。

株式会社共和キカイ|採用動画

尺:3分20秒 / 形式:製造業×社員の言葉。技術職・現場職の魅力を丁寧に伝えている。

まとめ:採用動画制作で押さえるべき3つのポイント

  1. 目的とターゲットを先に決める——制作物の方向性がぶれなくなり、予算・尺・内容の判断基準になります。
  2. メッセージを絞り、ストーリーで伝える——視聴者が「見続けたい」と思える構成を先に設計しましょう。
  3. 視聴後の行動導線を設計する——「見て終わり」にならないよう、エントリーへの動線をセットで考えてください。

採用動画の企画・制作にお悩みの場合は、NOFILTERの制作事例やサービス内容もご参照ください。

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